3月1日に祖納漁港付近の水田でカンムリワシの放鳥を行いました。
この個体は2月22日に祖納漁港前の県道で交通事故に遭ったところを保護された個体です。
当センターに救護収容され、NPOどうぶつたちの病院沖縄の獣医師の治療を受けました。
幸い軽傷であったため、野生復帰が可能と判断されてました。
なかなか自発的に餌を食べようとしない時もあり、給餌に時間がかかり世話をしていた職員は大変そうでした。
放鳥できるとなるとそんな苦労も報われます。カンムリワシは警戒してか箱を開けてもしばらく飛び立ちませんでしたが、最終的には元気に飛び立ちました。
すぐに近くの林の中に隠れるように入っていきました。
放鳥後の野生復帰状況や生態学的なデータ収集のため個体識別用に金属の足環とウィングマーカーを装着しています。
右の翼がオレンジ色、左の翼が黄色です。
ウィングマーカーを付けた個体を目撃した場合には当センターまでご連絡下さい。
どうぞ地域の皆さんで見守っていただければと思います。
そして、センターにはじつはまだ1羽のカンムリワシを救護飼養中です。
こちらは2月2日に保護された個体ですが、左翼を骨折していたため回復に時間がかかっています。
はやく元気になって空を飛んでもらいたいと思いながら、お世話をしています。