希少な野生動植物が生育生息し、豊かな生態系を有する西表島。そんなこの島にはたくさんの「研究者」たちが訪れています。
「それっぽい人をたまに見かけるけど何をしているのかよくわからないなぁ~」、なんて思っている人も多いのではないでしょうか。
彼らは西表島の何に魅了され、どこでどんな調査をしているのか、そしてそこから今どんなことがわかっているのか?
西表野生生物保護センター(環境省)では、西表島自然科学の最前線の情報を知るべく「サイエンスゆんたく」を開講します。
その第一回目は、マングローブ林で何の調査をしているの?と題しまして、マングローブ林調査を行っている東京農大の学生さんたちにお話を伺います。
事前申し込みは不要ですので気軽にお立ち寄りください。
サイエンスゆんたく
~西表島を訪れている研究者さんたちに聞く西表島最前線のお話~
第一回 マングローブで何の調査をしているの??
○西表島マングローブ林における昆虫群集構造の季節変化(20分)
山本磨慧さん (東京農業大学 地域環境学部 森林総合科 4年)
「マングローブ林の地盤高の上昇に伴って植生帯の変化する成帯構造に沿って昆虫群集はどのように変化するのか、また、昆虫群集にどのような季節変化があるのかについての研究を紹介します。」
○西表島マングローブの各植生帯における土壌呼吸速度の季節変化(20分)
玉本めぐみさん (東京農業大学 地域環境学部 森林総合科 4年)
「世界で最も大きい炭素貯留量をもつマングローブの生態系、その森林炭素動態を明らかにするため、マングローブの土壌呼吸に関しては多くの研究が行われてきており、今回の研究もその一部。マングローブの仕組みや今回の調査内容を紹介します。」
○質疑応答(20分)
11/4(月)19:00~20:00
場所:西表野生生物保護センター 視聴覚室
参加無料