オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルで、サトウキビ害虫駆除の目的で日本を含む多くの環太平洋諸国に移入され、定着した各地で生態系に被害を引き起こして問題視されている侵略的外来種です。成体は耳腺(耳のうしろにあるコブ)から強力な毒物を分泌し幼生も毒をもっていることから、カエル類を食物とする様々な在来捕食者への毒による悪影響も懸念されます。オスは「ボボボボボ・・・・」と機械音のような鳴き声です。
西表島で、オオヒキガエルが最後に捕獲されたのは10年前の2007年で以降は確実な目撃情報はありませんでした。環境省では、オオヒキガエルの再侵入に備えて引き続きモニタリングを強化しています。西表島内で個体を見かけた、鳴き声を聞いたというかたは西表野生生物保護センターまで情報をお寄せください。
また、カエルの写真を撮影していただいくと確認がスムーズになりますので、下記のアドレスへ送っていただければ幸いです。
(かんとう)
連絡先
環境省西表野生生物保護センター
Tel:0980-85-5581
e-mail:RO-IRIOMOTE@env.go.jp