アカショウビンは、春に西表島に渡って来て夏を過ごし、繁殖する渡り鳥です。
普通は秋には南の国へ渡って行き、西表島では見られなくなりますが、ごくまれに冬の目撃もあり、越冬している個体もわずかながらいるようです。
西表島で見られるアカショウビンは、リュウキュウアカショウビンという亜種で、羽に紫色の光沢があります。
今年の西表は4月に入ってもまだ肌寒い日が続いています。
ようやく半袖に慣れたと思ったらまた寒くなったりして、なかなか暖かくなりません。
それが、アカショウビンの飛来時期の遅れにも関係しているのでしょうか。
センターに寄せられた目撃情報を見ると、毎年だいたい3月下旬から4月にかけて初鳴きが記録されていますが、今年確認された一番早い記録は、4月13日です。
これは、1996年からあるアカショウビンの記録では、一番遅い記録です。
まだまだ聞こえてくる鳴き声は少ないです。
早く本格的に暖かくなってもっと多くの声を聞かせてほしいものです。
(この情報は、皆さんから寄せられた生きもの目撃情報をもとに作成しています。西表島で面白い生きものを見かけたらぜひ情報をお寄せ下さい。)