それも、山の中を歩いていてではなく、センターの2階にある和室からです。
こちらが、その時の写真。
和室の窓を開けて、空気を入れ換えているときに、センター裏のリュウキュウマツの林の向こうの谷間に、紅葉したハゼノキが見えました。ここ最近の寒さで紅葉したのだな、と思っていると、そのハゼノキの手前に、白い花が咲いている木が見えました。
肉眼では分かりませんでしたが、望遠鏡と図鑑(※)を片手に確認したところ、タイワンオガタマだと判明!
ようやく見ることができたタイワンオガタマの花は、透明感のある白がとてもきれいな花で、私のお気に入りの花のひとつになりました。
この体験で、自然観察は山の中を歩くだけでなく、ほんの身近なところでもできるのだなと、改めて感じました。
まさか、部屋の中からこんな花が見えるとは思いもしませんでしたし、季節を変えるとまた違う風景が見えてくるはずです。
年度末は何かと忙しくなる時期ですが、こんなお手軽自然観察ならずっと続けていきたいなと思います。
※林野庁九州森林管理局 西表森林環境保全ふれあいセンター「西表島の植物誌」
(山城)