2010年12月15日 カテゴリー:島の生きものNEWS タゲリ 12月14日、大原の田んぼのそばでお昼ご飯を食べていると、水の張られた田んぼにちょろちょろと歩き回る影が。何だろう、と見てみると、数羽のタゲリが採餌をしていたので、私もお箸を双眼鏡に持ちかえて、しばし観察してみました。タゲリは、西表島で冬に見られるチドリの仲間のひとつです。一番の特徴は、長くピンと立った冠羽。 そして、緑色の光沢がある独特の羽の色。少しだけ赤紫色が入っているのがオシャレですね。上の2つの写真は、実は観察していた私に向かって歩いてきた個体です。こちらがじっとしていると、フレームに収まりきらないほど目の前まで近づいてきました。ときどきキュゥーッと鳴きながら、近くで採餌をしているハクセキレイやツメナガセキレイを追い払ったりして、とても気の強い鳥なんだな、という印象を持ちました。田んぼには他にもいろいろな鳥が集まって、楽しいお昼休みを過ごすことができました。(山城)