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12月の注目生きもの【ヤエヤマアオガエル】

寒い冬でも西表島のカエルたちは元気です。
鮮やかな黄緑色の体・金色の目・きれいな声が特徴のヤエヤマアオガエルは、冬(12月~3月)に繁殖の最盛期を迎え、活動が活発になります。樹上性で、昼間はクワズイモやゲットウなどの葉の上で居眠りをしているのが見られます。
昼間に鳴くこともありますが、主に夜に大合唱をします。
泡状の卵塊を水辺に産み、オタマジャクシは水に落ちてそこで育っていきます。

ところで、繁殖期にオスのカエルが出す声は、繁殖音と呼ばれていて、同種のメスを引きつけ、交接をするために重要なものと考えられています。
そのため、繁殖音はそれぞれの種に特有で、種を分類する際にも重視されています。
ヤエヤマアオガエルは、「シュレーゲルアオガエルないしオキナワアオガエルの亜種とされたこともあるが、鳴き声特性から見て完全な独立種(引用:日本カエル図鑑)」とされています。
センターには、カエルの声が聞ける図鑑がありますので、お越しの際には、鳴き声を聞き比べてみてくださいね。
運がよければセンターの水たまりでヤエヤマアオガエルの卵が見られるかもしれません。

ヤエヤマアオガエル(無尾目アオガエル科。学名:Rhacophorus owstoni。西表島と石垣島に分布。)
(浅利)

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