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動物横断注意!

西表島を車で走っていると、道路上へ出てくるたくさんの生きものに出会います。
いちばん多いのはシロハラクイナ、次に多いのがセマルハコガメです。
今まさに道路を横断しようとしていたセマルハコガメを発見。
ブレーキを踏んで、車から撮影しました。
そのまま道路へ出て来るのは困るので、草むらへ寄せておこうと近づくと・・・
顔も足も引っ込めてしまいました。
その後すぐにガサゴソと草むらへ入っていったのでひと安心。もう出てこないでよ~と声をかけました。
こうした小動物の事故を防ぐために、道路には様々な工夫が施されています。
例えば、県道沿いの側溝の形。
側溝はもともと道路の排水のために作られているものですが、最近は生きものたちに配慮した形になってきています。
1枚目の写真の左側にV字型の側溝があるのが分かりますか?
以前は、U字溝に小動物が落ちて、出られないまま死んでしまうという事故が多くありました。
そこで小動物が脱出することができるV字型の側溝が使われるようになりましたが、この形では側溝に落ちて死んでしまうことはなくても、道路へ出て来るのを防ぐことができません。
カエルやカニやカメなどの小動物が道路上へ出てこないようにするために、最近の側溝はこんな形↓になっています。

オーバーハング型側溝
道路側には返しがついていて、小さな動物は道路に上がれません。

 

その代わり、車道の反対側(山側)はスロープになっていて、戻ることができます。
このように、西表島の道路には野生動物のためのさまざまな工夫がされていますが、多くの野生動物がすんでいる島ですから、どうしても道路に出てくることがあり、事故も後を絶ちません。
島内で車を運転される方は、どうか安全運転をお願いします。
(山城)

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