2025年05月15日 カテゴリー:島の生きものNEWS 海鳥アジサシの子育てシーズン!【動画】 アジサシという鳥を知っていますか? アジサシはカモメの仲間の海鳥で、八重山諸島では絶滅危惧Ⅱ類に分類されるベニアジサシやエリグロアジサシなどがみられます。種にもよりますが、アジサシたちは5月中旬頃になると南半球から沖縄へと子育てのために渡ってきて、私たちの身近な小島や岩礁等で産卵・子育てをし、9月頃に旅立っていきます。実は、現在彼らの生息数は減少傾向にあり、その原因の一つに「人による繁殖地への接近及び上陸」があります。人が繁殖地に近づきすぎてしまうと、安心して子育てできない場所だと親鳥が判断し、卵やヒナを放棄することがあります。皆さんが普段釣りやマリンレジャーで何気なく利用している岩礁でも、アジサシが子育てをしているかもしれません。もしそれに気づいたら、静かにそっと離れてあげてください。みんなで子育てを見守りましょう!