保護センターにある目撃情報を整理したところ2001年以降は記録がなかったため島内では16年ぶりの確認となりました。
クジャクの仲間は雑食で昆虫、両生類、爬虫類、植物の葉、果実、種子などを食べます。日本国内では自然分布はしておらず、大型の鳥類で在来種への影響が大きいことから、環境省では緊急対策外来種に指定して八重山地域では地元自治体と連携し防除活動を行っています。
捕獲されたクジャクは食事を摂れていなかったのか胸部の骨が浮き出るくらい痩せていました。また、飛べないように両翼の肘より先端部と右翼の風切り羽が切断されていたことから、すでに定着してしまっている島などから飛来したわけではないようです。
もしかしたら人に飼われていた個体が逃げ出した恐れもあります。
竹富町ではインドクジャクを自然環境保護条例で指定外来生物と指定しており、飼養には町長への届出が必要です。
竹富町の自然環境保護条例ならびに届出方法はこちらのアドレスから参照してください。
竹富町自然環境保護条例の指定外来生物種
イノブタ、ニホンイタチ、アカミミガメ、ミナミイシガメ、インドクジャク、コウライキジ、カワスズメ(モザンビークティラピア)、グッピー、アメリカザリガニ、タイワンカブトムシ、タイワンヤツボシハンミョウ、ミナミヤスデ、アメリカハマグルマ、ホテイアオイ、パンノキ、シンテッポウユリ、トウ属の一種(カラムス)、ヒマワリヒヨドリ、ヤサイカラスウリ
現在、外来生物を飼育されている方は逸出しないように十分気を付け、最期まで大切にお世話をしましょう。