ミニ講座「ショウヤマキマワリ発見記念!西表島の昆虫」
を3月14日に開催しました。
ミニ講座では、船浦在住で日本昆虫学会の庄山 守さんから、甲虫全般の説明やイリオモテと名の付く甲虫、さらにゴミムシダマシの魅力などを、所蔵の昆虫標本を使って説明いただきました。
続いて、元八重山高校生物部顧問の渡辺 賢一さんから、チョウ類出現数の周年変化や西表島で見られる珍しいトンボ についてお話しいただきました。
お二人の講演のあと、参加者には庄山さん所蔵の珍しい標本を実体顕微鏡と虫眼鏡を使って観察してもらいました。庄山さんが発見したショウヤマキマワリは1個体しか見つかっておらず、研究者に送ってしまい現物は見ることができず、残念でした。
しかし、なかなか見る機会が少ない標本が多く、特にみんなの興味を引きつけていたのが、小さいツノを左右に2本を持ちそれらが真ん中でねじれているゴミムシダマシでした。
大きさは5mmくらいで、顕微鏡でやっと2本のねじれを観察することができて、見られた瞬間みんな「本当だ~!!」と歓声を上げていました。
西表野生生物保護センターにも昆虫(特にトンボやチョウ)の標本が収蔵されています。
ご覧になりたい場合は、受付で声をかけてください。
(ひな)