2014年02月01日 カテゴリー:島の生きものNEWS 【祝】中学生に見守られながらサシバ放鳥 1月6日、大原中学校の運動場にサシバの幼鳥がやってきました。そのサシバはどうやら弱って動けなかったようです。運動場の階段に中学生数名が座って、その隣にサシバが一緒に写っている写真がばっちり撮れていました。大原中学校からセンターに連絡をもらい、センターで様子を見ることになりました。外傷はなく衰弱して弱っているだけで、エサをあげるとモリモリ食べ(食べ過ぎで心配するほど)、体重が244g→502gの約2倍になり、元気に飛び回るようになりました。最初の頃は、人がいてもほとんど逃げなかったのが、元気になるにつれ、威嚇や足蹴りの攻撃もしてくるようになり、順調な回復でした。 放鳥前には、大原中の生徒や先生が見に来られ、元気になった姿を見て、「太った」「かっこいい」などと声があがっていました。箱を開けると、サシバはしばらく外をキョロキョロと見て、何と!生徒がたくさん見守る足元の方に飛び降り、その後開けた林の方へ飛んで行きました。昨年度からサシバの保護はこれで3件(うち2件は交通事故で保護後死亡、すべて幼鳥)。元気に暮らしていってくれることを願います。(早川)