このイワカワシジミと蟻がどうして共同生活をしているのか、気になります。
蛹になってから2週間経って、ようやく羽化した成虫の姿を見ることができました。
終齢幼虫を見つけてからの2か月半は長かったですが、このきれいな緑色の成虫を見ることができて良かったです。飲まず食わずでこれだけの変貌をとげたイワカワシジミの姿に感動しました。この個体は後翅外縁近くに帯状の白斑があることから、メスのようです。
翅の色や動きをひとしきり観察した後、センターのクチナシの木に放しました。
イワカワシジミの成虫が発生するのはこれから11月くらいまでのようです。
お近くにクチナシの木がある方は是非、穴のあいた実がないか観察してみてください(注:イワカワシジミの分布は八重山諸島~奄美大島、屋久島)。
(山城)