2012年01月24日 カテゴリー:島の生きものNEWS 1月に見られた鳥たち 例年越冬のために多く飛来するシロハラなどのツグミ類が、この冬は特に少なく、さびしい冬だな、と思っていたところ、ちょっと珍しい鳥が見られました。アトリ科のコイカルです。島の東部で数羽の群れを1月中旬に観察することができました。これまでに西表野生生物保護センターへ寄せられた生きもの情報では1995~2001年の12月、1月ごろに目撃がありましたが、近年は情報がなかったのでとても久しぶりの記録となりました。地味な色合いのメス。また、例年なら秋ごろから姿を見せるカンムリワシの幼鳥も、この冬はなかなか観察されていませんでしたが、1月に入ってから姿を見せてくれました。今年度も、カンムリワシリサーチによる 「第3回あやぱに(綾羽)顔写真調査」が実施されています。もしカンムリワシの幼鳥の写真を撮られたら、調査にご協力ください。今年度は、2月18日(土)には西表島で、19日(日)には石垣島で、カンムリワシ一斉カウント調査を予定しています。事前に説明会を実施したうえで、一般の方と一緒に実施しますので、参加を希望される方は西表自然保護官事務所(0980―84―7130)までお問い合わせください。(山城)