2023年12月19日 カテゴリー:カンムリワシNEWSトピックス傷病鳥獣 救護されたカンムリワシが野生復帰しました。 令和5年12月5日(火)午前8時30頃、「ユツン付近の県道上で、うずくまって飛べない様子のカンムリワシがカラスにいじめられている」との連絡がセンターにありました。 センターに搬送した後、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 西表支部の先生方に診察、治療をしていただきました。骨折等の外傷はみられませんでしたが、救護時の状況から、車両等との接触により脳震盪を起こしていた可能性があります。 その後、体調が安定してきたことから、翌日12月6日(水)にセンターの野外リハビリケージへ移動しました。1週間ほど様子を見守ってきたところ、順調に回復し自力採餌や旋回を含む飛翔能力に問題がないことを確認できたため、12月14日(木)午前9時頃、救護場所付近の森林内にて放鳥しました。 外に出したとたん元気に飛び立っていきました。 ※救護個体 ※左足につけた「黄2」の足輪 当日は救護者の方や、治療やリハビリに携わった先生方に立ち会っていただきました。前日までは雨や風が強く心配でしたが、当日は穏やかな晴天に恵まれ、絶好の放鳥日和でした。西表もついに冬を迎え、寒く雨が多い日がしばらく続きますが、どうか元気で過ごしていて欲しいと願うばかりです。放鳥に伴い、左脚に「黄2」の足輪を装着しました。この足輪を着けたカンムリワシを見かけた際は、西表野生生物保護センターにご連絡ください😀———————————–もし怪我をしている、弱っているカンムリワシを見つけたら、すぐに下記までご連絡ください。1分でも早い救護が、カンムリワシの命を救います。 西表でみつけたら西表野生生物保護センター:0980-85-5581石垣でみつけたら石垣自然保護官事務所:0980-82-4768