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悲しい交通事故

6月22日、夜22時過ぎ、ヤマネコがまた1頭、交通事故で死んでしまいました。
運転されていた方は、ヤマネコを助けようと必死に連絡してくださいましたが、
残念ながら、ほぼ即死の状態でした。苦しまずに逝ったことは状態からわかりました。。
このヤマネコには発信機がついており、大学によって行動追跡調査がなされていました。
また、私たちの自動撮影モニタリングでもおなじみの個体でした。
W-134というメスで、去年も2頭の子どもを産み、しょっちゅう道路に出てくる困ったお母さんでした。
chichi.jpg
駆けつけてすぐ、死んでしまったのがW-134だと気づき、お乳を調べました。
すると、ミルクが出るのです。
子どもを産んですぐか、もしくはまだ妊娠中かもしれないと思いました。
予想は的中し、その後の解剖の結果、出産後まもない可能性が高いことがわかりました。
だとすると子ネコはまだ巣穴にいるはずです。
しかし、そうなると悔しいことに私たちには手も足も出ません。
ヤマネコの巣穴は巧妙に隠されており、人が闇雲に探しても見つかることはまずないのです。。。
母親のミルクだけに頼っていた子ネコも絶望的です。
当事者の方もたいへんに悲しまれておりましたが、ほんとうに悲しい事故でした。
W134.jpg
元気だった頃のW-134です。
takanamap2.jpgjikogenbaW134.jpg
そして上の場所が事故現場です。
ここでは2008年にも交通事故が起きて、ヤマネコのオスが死亡しています。
事故が起こりやすい場所として、みなさんにも覚えておいていただきたいです。
夏はお母さんヤマネコの子育てシーズンです。
今年はあちこちで子ネコが育っており、もうすでに親離れしようとしている子、
まだお母さんについて歩いている子、これから生まれようとしている子など色々います。
本来なら喜ばしいニュースとしてみなさんにお伝えしようと思っていたのですが、
残念ながら悲しいお知らせになってしまいました。
子育てに忙しい母ネコは車の前に飛び出してきます。
親離れしたての子ネコは車が来ても逃げようとしません。
どうかみなさん、悲しい事故がこれ以上起こらないよう、気をつけて運転してあげてください。
それでも、万一事故を起こしてしまったときには、
どうか緊急ダイヤル0980-85-5581(24時間対応)にご連絡ください。
故意でなければ罪に問われることはなく、救命につながるかもしれません。
死んでしまっても、今後の事故対策にとても貴重な情報となります。
よろしくお願いします。m(_ _)m
(岡村)

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