2024年06月21日 カテゴリー:お知らせ 愛鳥週間イベントを実施しました 5月10日から16日の愛鳥週間にちなんで、5月18日(土)に鳥類調査報告会、5月19日(日)に春の野鳥観察会を実施しました。また同時に、鳥にちなんだ特別展示も5月14日~31日に行いました。 鳥類調査報告会 5月18日(土) 報告会には5名の現地参加に加え、約15名がオンラインで各地から参加されました。 西表島野鳥研究会によって、令和5年度の鳥類調査で観察された鳥類が、写真や鳴き声とともに紹介されました。調査は令和元年度から始まり、令和5年度は17地点で毎月1回ずつ実施しました。令和5年度には西表島内だけで135種、5年間では、180種の鳥類が確認されています。 春の野鳥観察会 5月19日(日) 翌日の観察会には西表島内の方に加え、石垣や波照間、観光で来島されていた方々など計13名が参加されました。西表島野鳥研究会の方々による解説を受けながら、東部のオオホラダ水田にて、双眼鏡やスコープを用いて鳥をじっくり観察しました。 この時期にしか飛来しないクロハラアジサシや、西表島では珍しいインドハッカなど20種を観察することができました。 キジバトズアカアオバトリュウキュウヨシゴイチュウサギシロハラクイナバンヒメアマツバメ セイタカシギアオアシシギタカブシギイソシギクロハラアジサシカンムリワシツミ オサハシブトガラスリュウキュウツバメヒヨドリメジロセッカインドハッカ カンムリワシ セイタカシギ クロハラアジサシ インドハッカ 特別展示 5月14日~31日 野生生物保護センターのレクチャールームで行われた特別展には多くの方が訪れました。西表島野鳥研究会が昨年の10月から作成している広報誌「西表島Bird Watcher」が一面に並び、展示期間中も新たな号が追加されていきました。最新号は引き続きセンターに掲示しています。「西表島Bird Watcher」には島内の最新の鳥情報が掲載されているので、野鳥観察をする方はぜひご覧ください。 「内地の鳥と西表島の鳥」をテーマとして写真展も行われました。西表島にいる留鳥には沖縄や八重山の亜種もおり、よく見ると内地(本州など沖縄以外の地域のこと)の亜種と異なる点があります。写真で比べることでその違いがわかる展示となりました。また、普段は見ることができない鳥の剥製も展示されました。 環境省と西表島野鳥研究会では、令和元年度より島内の野鳥のモニタリング調査を行っています。もし西表島内で普段は見かけない珍しい鳥がいたら、ぜひ西表野生生物保護センターへご連絡ください。皆さまからの情報が調査に活かされます!写真や鳴き声もあると鳥の種類もわかりやすいのでうれしいです。