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パークボランティア活動 浦内川スポット解説

浦内川遊歩道を歩くとこんな発見が!

 

浦内川上流域では動力船が運航しており、比較的簡単に西表の深い森にアクセスすることができるため人気のスポットです。

元気に急ぎ足で歩くと、上流船着場からカンピレーの滝まで、だいたい45分くらいで到着します。

同じコースを今度はゆっくりゆっくり歩いてみると、急ぎ足で通った時には見えなかった景色が見えてきます。

 

例えば歩道から森を見てみると、土の塊のようなものが木にくっついています。

これはタカサゴシロアリの巣です。

さらによく見ると巣に穴が開いています。これはアカショウビンが空けた穴で、タカサゴシロアリの巣をアカショウビンが巣として使った証拠です。

 

西表島のフィールドではガイドツアーを利用することがほとんどですが、浦内川遊歩道はアクセスがしやすく、歩道(ルート)もわかりやすいため、個人での利用も可能です。

ただ歩くだけでなく、自然の観察を通して西表のことをより知ってもらいたいという思いから、西表石垣国立公園パークボランティアでは浦内川遊歩道で定期的にスポット解説活動を実施しています。

解説では浦内川沿いを歩く人々に声をかけ、上記のシロアリの巣をはじめとした、知っているとより楽しめる情報を案内しています。

2024年1月13日の活動では5名のボランティアさんが活動に参加くださいました。

 

今回は西表の冬にしては珍しく晴天に恵まれました。

夏に比べると観光客の方は少なかったですが、その分1グループとじっくりお話をすることができ、「教えてくれてありがとう」との声もかけていただきました。

スポット解説を通してより島のことを知っていただければ嬉しいです。

より興味深い説明ができるよう、私たちも勉強していきたいと思います。

浦内川を訪れた際、この解説を行なっているパークボランティアを見かけたら、ぜひお気軽にお声かけください。

 (そうま)

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