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救護したカンムリワシを放鳥しました

11月2日の朝8時20頃、西表島ユツン付近の海岸で、カンムリワシを放鳥しました。

 

このカンムリワシは10月6日にユツン近くの県道で保護された個体で、昨年生まれのオスの若鳥です。保護時、翼の骨折はなかったものの、首を痛めているようで、食べたカニの残骸が喉に溜まっていたり、左半身に軽い麻痺が見られたりしました。

当初は交通事故が疑われましたが、首を痛めてから時間が経過している可能性が示唆されため、他の原因も否定できず、確定するには至りませんでした。

 

 

保護時はとても状態が悪く、酸素室に入れて処置をするなど、積極的な治療が行われました。状態が安定してきたところで、通過が悪い食道(そのう)部分を徐々に広げる処置を行いました。

保護して2週間程度で食道の状態が良くなったため、リハビリ用のケージに移動し、食餌も問題なくとれることが確認されたため、この度放鳥に至りました。

治療やリハビリは、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄、カンムリワシリサーチなどのご協力を得ながら、実施しました。

 

今回の個体は左足に黄色の足環をつけています。足環には黒字で「1」と書かれております。もし目撃したら当センターまでお知らせください。

 

西表島の道路は、集落周辺でも山間部でも、イリオモテヤマネコが横切ったり、カンムリワシが飛び立ったりする島です。いつどこで動物たちが現れるか分からないという気持ちで運転をお願いします。

それでももし事故に遭っってしまったり、事故に遭った可能性のあるヤマネコやカンムリワシを見かけたら、ヤマネコ緊急ダイヤル(0980-85-5581)までお電話ください。