保護時はとても状態が悪く、酸素室に入れて処置をするなど、積極的な治療が行われました。状態が安定してきたところで、通過が悪い食道(そのう)部分を徐々に広げる処置を行いました。
保護して2週間程度で食道の状態が良くなったため、リハビリ用のケージに移動し、食餌も問題なくとれることが確認されたため、この度放鳥に至りました。
治療やリハビリは、NPO法人どうぶつたちの病院沖縄、カンムリワシリサーチなどのご協力を得ながら、実施しました。
今回の個体は左足に黄色の足環をつけています。足環には黒字で「1」と書かれております。もし目撃したら当センターまでお知らせください。
西表島の道路は、集落周辺でも山間部でも、イリオモテヤマネコが横切ったり、カンムリワシが飛び立ったりする島です。いつどこで動物たちが現れるか分からないという気持ちで運転をお願いします。
それでももし事故に遭っってしまったり、事故に遭った可能性のあるヤマネコやカンムリワシを見かけたら、ヤマネコ緊急ダイヤル(0980-85-5581)までお電話ください。