とても残念なお知らせです。
またしてもヤマネコの交通事故が起きてしまいました。
11月3日(祝・月)の18時40分頃、保護センターからもほど近い古見相良川付近の県道上での事故でした。
事故現場付近では6月頃から仔ネコや親仔連れの様子が多数目撃されていました。
死亡したのはまだ若いメスだったので、今年生まれたヤマネコだった可能性もあります。
保護センターではヤマネコ注意看板の設置やチラシ掲示・配布をするなどして事故の危険性が高い場所として注意喚起を行っていた場所だけに今回の事故は非常に残念です。
ヤマネコの交通事故は今年に入って4件目となり、そのうち今回を含む3件が死亡事故となっています。
また、今年はこの他にも当事者である運転手から接触事故が2件報告されています。
2件ともヤマネコの仔ネコと見られ、走行中の車にヤマネコのほうからぶつかってきたと聞いています。
これからの季節は仔ネコの親離れの時期となり、経験が浅く警戒心の薄い仔ネコが事故に遭いやすい時期です。
冬になると大人のヤマネコたちは恋の季節を迎え、特にオスネコはメスを探して活動的になります。
交通事故の危険が高まる季節となりますので、いつも以上に安全運転をお願いします。
ヤマネコの事故が起きる夜間の運転やヤマネコ注意看板の付近では特にご注意ください。
島内に設置しているヤマネコ注意看板。今年から最新の目撃日を掲示を始めました。
イリオモテヤマネコを目撃した、衝突してしまった、死体を発見したなどの場合は西表野生生物保護センターに至急の通報をお願いします。
365日24時間いつでも対応できる体制を取っています。
(田口)