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子ネコが死んだのは交通事故でした…

イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーンも無事終わったと思っていたら、実は期間中に交通事故にあった子ネコがいたことがわかりました。
8月10日朝、子ネコが死んでいると連絡を受け、センタースタッフが駆けつけました。
センターのすぐ近く、古見の浄水場の脇です。死後数日経っていました。
発見場所が県道のすぐ近くだったこと、胃内容物と思われるカエルなどの骨片が多量に出てきたことから、子ネコは元気だったのに急死したことがわかりました。
私たちはすぐに交通事故を疑いました。
けれども、死体は夏の日差しのために、たった3日ほど(7日にはなかったとのことでした)で、
死因を突き止めるにはきわめて難しい状態になっていました。
まだ3~4ヶ月齢、親離れしたての子ネコです。
ときどきは親と合流していたはずです。

死体を詳細に調べ、現場検証を重ね、専門家の先生方の意見をうかがった結果、やはりこの子ネコは残念ながら交通事故で死んだ可能性が極めて高いという結論に至りました。
そしてやっと発表できることになりました。本日記者発表しています。
でも悲しんでばかりはいられません。
第2、第3の被害者が出ぬように気を引き締めなければならない状況が今まさにあるのです!
死んだ子ネコには兄弟がいたことがわかっています。
6月にはお母さんと兄弟2頭が連れだって歩いていたからです。
今度は遺ったもう1頭の兄弟に交通事故の危険が迫っています。
kyoudaiwalk2.jpg
(正垣明さん撮影)
死んだ子ネコの兄弟が、まさにその発見現場のすぐ近くを歩いています!
8月23日の夕方のことでした。。。
この子ネコはその後もしばしば路上に現れています。
どうか兄弟のように事故にはあわないで!!
そして、またもう1箇所、大富~前良橋の間でも子ネコの兄弟2頭が一緒に道路に現れています。
cat1.JPG
cat2.JPG
これは、9月6日の夜撮影されたものです(提供写真)。
2頭でいたところを近づくと1頭は逃げましたが、もう1頭は逃げずにしばらくじっとしていたとのこと。
そこで撮影されました。
近年、親離れしたての子ネコや、親が目を離した隙の子ネコたちが相次いで交通事故にあっています。
子ネコたちは道路が恐いところであることを知らず、車から逃げず、道路で遊んでしまいます。
今特に危ない場所はこちら↓
map2.jpg
この子ネコたちは、8月26日のヤマネコニュースでも「子ネコたちを事故から守って!」で紹介した子ネコたちです。
まだまだ道路に出続けており、ずっと危ない状況が続いています。
どうかもう子ネコたちが交通事故にあわないように、みなさんゆっくり運転にご協力を!
お願いいたします。m(_ _)m
(岡村)

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