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ちいさなヤマネコ研究者たち

この夏休み、西表島では少なくとも2人の小学生イリオモテヤマネコ研究者が誕生しました!
小学校3年生のSさん、夏休みの自由研究でイリオモテヤマネコのことを調べました。
先にお知らせした、民間が初めて実施したヤマネコ交通事故防止のための「やまねこパトロール」にも、自由研究で調べているから一緒に行きたいとのことでしたので、まだ小さいため全行程の半分だけ一緒に体験参加するということにしました。
Sさんは付き添いのお母さんと一緒に、眠い目をこすりながらものろのろ運転のパトロール車から道路を見張りました。
ヤマネコには会えず、「でもそれはヤマネコが安全てこと」。
そしてパトロール最終日に、「もう一度連れて行って」と。
終点の手前で、とうとうガードレールの下で光るヤマネコの目をSさんが発見!
出会いに喜びながらも、「危ないから道路に出てこないでね」。

↑ 西表野生生物保護センターでヤマネコのことを調べているSさん
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そして苦労してまとめた自由研究レポートを見せに来てくれました。 なんと4月までセンターにいたよんの特集も!
Sさんはこれまでも、よくセンターに来ては、リハビリ中だったよんのことを見守ってくれていました。
よんが死んでしまった後も、自由研究でよんのことをすてきにまとめてくれました。
もうひとり、小学校4年生のTさんは、お父さんがやまねこパトロールの現地リーダーさんでした。
そこで、お父さん、お母さんと一緒にパトロールに行って、すれ違った車の数などをグラフにまとめたとか!
今は学校に提出されているのでまだ見られませんが、そのうち結果を見せてもらうのが楽しみです。
パトロールに参加した子どもたちに共通するのは、ヤマネコに会いたいという気持ちや興味、事故が心配だという保護の気持ちなどがとても強まったことでした。
私たちも協力させていただきましたが、民間の活力には感心させられるとともに、体験の大切さを知りました。
イリオモテヤマネコを島の宝として、興味を持ってくれる島の子どもたちが増えるのはとても嬉しいことです。
これからも西表野生生物保護センターは、島の子どもたちの学びを応援します!
もちろん島の外のみなさんのことも!
(岡村)

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イリオモテヤマネコの事故対策

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