2010年07月08日 カテゴリー:イリオモテヤマネコNEWS よん様若返り 去る7月6日、保護センターのヤマネコ「よん」(本名W-48)がオオクイナの幼鳥をとらえて食べました。普段はトリ肉を食べているよん。夕方が餌の時間です。なのにその日の朝、モニターでよんの様子を観察してみると・・・何か大きなものを食べています。黒くてカラスのように見えますが、よく見ると白い斑点のある羽も見えます。あとで確認すると、それはオオクイナの幼鳥でした。若いころ「よん」はケージ内に内に入ってきた野生の動物を捕まえて食べていたことが何度かありました。でも年をとってきて、そんなことは無くなりました。普段の給餌内容も老猫用メニューで、鶏肉は若いころより小さめに切ったり、お粥やネコ用の牛乳を混ぜたりしたものを食べています。野生のヤマネコの寿命は10年未満。「よん」は14歳。そんなおじいちゃんネコが野生の鳥を捕まえて食べるとは、職員一同驚きました。これからもまだまだ元気でいてほしいものです。*「よん」は子供の時交通事故に遭い、保護されましたが後遺症が残り野生復帰が難しいたため保護センターで飼育されています。(浅利)