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希少種持ち出し防止活動を実施しました

西表島は自然豊かな島です。イリオモテヤマネコやカンムリワシなど、ここでしか見ることのできない希少な生き物が数多く生息しています。中には法令や条例によって守られている種類も数多く存在しています。

例えば、西表島の海岸などでみられるオカヤドカリ類は国指定の天然記念物であり、捕獲が禁止されています。しかし、規制されているとは知らず、観光客が持ち帰ってしまうことが起きています。

このように、オカヤドカリ類が規制対象種であることや、その他にも西表島には希少な動植物が数多く存在し、保護を図っていく必要があるということを、西表島に来た方々に知っていただくため、観光シーズンに合わせて5/3(土)と8/2(土)の2回、港でのチラシ配布を行いました。

この活動は環境省だけでなく、林野庁、竹富町、また西表石垣国立公園パークボランティアの皆様と協力して実施しているものです。

この2回の活動で、日本語版チラシは合計666部、英語版チラシは合計10部配布しました。

▲大原港での活動の様子

▲上原港での活動の様子

当日は、希少種持ち出し防止に関するチラシに加え、イリオモテヤマネコ運転注意マップも配布しました。

観光でお越しの際に運転される場合は、ヤマネコをはじめとする野生動物との交通事故にも十分ご注意ください。

 

西表島はほぼ全域が国立公園に指定されています。

また、その生物多様性の豊かさから、2021年には世界自然遺産に登録されました。

西表島の美しい自然を未来に残すためにも、マナーを守って、むやみな動植物の捕獲・採取は控えてくださいますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

西表島で動植物を採取・捕獲をする際には、文化財保護法のほか、種の保存法、自然公園法、さらには県や町の保護条例など、さまざまな規制があります。

西表島で生物観察をされる際には、必ず事前に規制対象種や規制対象エリアをご確認ください。

 

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