2024年05月17日 カテゴリー:お知らせカンムリワシNEWS カンムリワシの野生復帰 3月30日(土)、西表島西部の水田で救護したカンムリワシを4月11日(木)に放鳥しました。救護時は、カモよけの糸が右翼に絡まっており動けない様子でした。 ↑翼に絡まっていた糸 ↑治療後の様子 通報を受けたセンター職員が駆けつけ、その後NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 西表支部の先生方に診察・治療をしていただきました。幸い大きな怪我はなく、翌日には野外ケージへ移動し、リハビリを開始しました。このカンムリワシは右足に足輪を装着しており、2000年3月に救護された個体であることが分かりました。さらにこの個体は、確認されている限り八重山最高齢のカンムリワシであることがわかりました!前回救護時には既に成鳥だったことから、年齢は27歳以上と推定されています。 ↑野外リハビリケージでの様子 リハビリケージへ移動後は、警戒してか数日餌を食べない日が続きましたが、その後はサキシマヌマガエル、クマネズミ等を毎日口にするようになりました。右翼に若干の違和感が残るものの、飛翔能力に問題が無いことが確認されたため、4月11日(木)に救護場所付近で無事放鳥されました。 放鳥にあたり、左足に 黄色の3 の足輪を装着しました。また、古くなりゆがんでいた右足の足輪も、万一の事故を防ぐために装着し直しました。西表島で、もし足輪をつけたカンムリワシを目撃したら、是非西表野生生物保護センターまでお知らせ下さい😀今回無事野生復帰を果たすことができたのは、糸が絡まっていたところをすぐに発見し、センターに通報いただいたおかげです。もし怪我をしている、弱っているカンムリワシを見つけたら、すぐに下記までご連絡ください。1分でも早い救護が、カンムリワシの命を救います。 ※西表、石垣共に24時間受付中※ 西表でみつけたら西表野生生物保護センター0980-85-5581石垣でみつけたら石垣自然保護官事務所0980-82-4768