2021年05月23日 カテゴリー:お知らせイリオモテヤマネコNEWS傷病救護 イリオモテヤマネコの野生復帰 2021年4月4日、西表西部(干立集落)の民家の敷地内にてイリオモテヤマネコ(オス・成獣)が保護されました。このヤマネコは高齢の個体であり、保護した時には脱水や疥癬(寄生虫)などの症状がみられましたが、その後NPO法人どうぶつたちの病院沖縄の獣医師の方々による治療と、当センターで保護飼育を経て順調に回復していきました。 [治療の様子] [療養の様子] 運動機能にも問題がないと判断できたことから、44日後の5月17日、野生復帰させることになりました。こちらは祖納の森林内で放獣した時の様子です。 イリオモテヤマネコ放獣動画(Youtubeに移動します) 集落から離れた場所で放獣していますが、今後、祖納や干立などの集落周辺にまた現れることがあるかもしれません。 この個体は耳に切れ込みがあったことから、この特徴を参考にモニタリングする予定です。 当センターでは、放獣後の目撃情報を収集していますので、この近くでヤマネコを目撃したときには西表野生生物保護センターまで連絡をお願いいたします。 電話 西表野生生物保護センター (ヤマネコ緊急ダイヤル)※夜間は職員手持ちの携帯に繋がります0980−85−5581 HP 緊急以外の目撃はこちらから目撃情報入力フォーム メール ※目撃時の写真をお持ちの方は写真添付のうえ直接下記へメールを送信ください。RO-IRIOMOTE@env.go.jp