2017年06月01日 カテゴリー:イリオモテヤマネコNEWS これからの時期は子ネコの道路出没にご注意を! 近年、イリオモテヤマネコが道路沿いで子育てをしていることが確認されています。10年、20年前は道路で子ネコを見ることは年に1~2件あるかないかといった程度でしたが、ここ数年は多い年では9組の親子が確認されています。なぜ道路にでてくるのかというと、移動のために道路を横断するだけではなく、道路でひかれているカエルや鳥などの小動物を食べに出てきています。沢山のエサを必要とする母ネコや狩りに不慣れな子ネコや若いヤマネコにとって格好のエサ場となっているようです。そうしたヤマネコ達が交通事故に遭う事例も多く確認されています。ここ数年は6月頃から子ネコの目撃情報が集まりだします。今年もすでにヤマネコ親子の目撃情報が入っています。目撃情報を受けて注意看板を設置しに行ったところ、そのすぐ近くで、しかも昼間から出没していました。 親ネコはもちろんのこと子ネコはまだ車の恐ろしさを知らないため、道路に出てきやすく交通事故にある危険が高まります。道路でヤマネコ、特に子ネコを目撃した際には、西表野生生物保護センターにお知らせください。皆さんからの情報を参考にして移動式注意看板やヤマネコ型看板を設置しています。交通事故防止のためにも早めのご連絡をいただけるとありがたいです。 電話だけでなくメールでも情報募集しています。 (田口)