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【2015年1件目】相良橋で死亡事故発生

3月20日の早朝、保護センターに道路でヤマネコが死んでいるとの連絡が入りました。
すぐに職員が現場に向かったところ、発見者によって道脇に避けられていたヤマネコを見つけました。
体にはまだ体温が残っていて、事故直後の発見であったことがうかがえました。
顔の右側が骨折し、右目は飛び出していました。道路にはまだ血痕が生々しく残っていました。
死体を回収し、保護センターで個体を詳しく調べました。
その結果、まだ若いメスのヤマネコであることがわかりました。
今回でイリオモテヤマネコの交通事故は、記録のある1978年以降で67件目となってしまいました。

今年はヤマネコ発見から50周年の節目の年です。

今年こそ事故をゼロにという気持ちで職員一同、交通事故対策に取り組んできただけに残念で言葉になりません。
2014年以降の5件の事故は全てメスネコで、そのなかには仔ネコも含まれています。
ただでさえ数が少ない動物であるうえに、貴重なメスや仔ネコが死んでしまっているという事態も思う受け止めなくてはなりません。
イリオモテヤマネコの交通事故は当事者の方からのご連絡が全体の1割程度しかありません。そのため、どうして交通事故が起きるのかという基本的なことがまだ明らかになっていません。
事故直後にご連絡をいただければ助かる命もあるかもしれません。
また、故意に轢いたのでなければ罪に問われることはありません。
どうぞ保護センター(24時間受付)にご連絡下さい。
心からお願いいたします。
(田口)

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イリオモテヤマネコの事故対策

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