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イリオモテヤマネコ(子ネコ)の交通事故発生

 10251855分頃、古見の相良橋近くの浄水場前の県道上で、ヤマネコの子ネコが交通事故に遭いました。

 ちょうどその場所で、「昨日子ネコを見た」という目撃情報があったところだったので、事故直前に私たちは移動式看板を設置していました。

 設置の際、たまたま現場には、「今も子ネコがいた!」と言って、また出てくるのを見ようと待っている人たちがいました。

 そこで、そんなに頻繁に出没するならばもっと目立つようにしようと、予定していたよりも多く、合計3基の看板を連続して設置しました。

看板を設置しおわり、センターに戻った数分後、「子ネコが道路で死んでいる」との通報があり、現場に戻ると、浄水場前で子ネコが倒れていました。

 

発見者の方が子ネコを路肩に避けておいてくださいましたが、道路上には生々しく血痕が残っていました。

 

私たちが看板設置後に現場を離れて15分ほどの間に起きた事故でした。

抱き上げると、まだ温かく、生きているような感触がありました。

子ネコの亡骸をセンターに持ち帰り、調べてみると、頭がい骨のあちこちが割れており、即死したものと思われました。

この現場では、これまでも何度かヤマネコの交通事故が起きています。

警戒心の薄い子ネコは、事故に遭う確率が高いです。

移動式看板は、特に最新の目撃情報に基づいて 設置されているため、この付近では特に運転にご注意お願いいたします。

111日からは、イリオモテヤマネコの冬の交通事故防止キャンペーンが始まったばかりです。

この時期、幼獣が親離れを始める時期で、まだ警戒心が薄いため、事故に遭いやすくなっています。

また、ヤマネコの繁殖期にもあたるため、オスが縄張り争いやメスの獲得のため、注意力散漫になり、事故に遭いやすくなります。

この時期、一層の注意をして運転よろしくお願いします。

 

(浅利)

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イリオモテヤマネコの事故対策

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