国立公園利用のマナー・注意

西表石垣国立公園を楽しく利用するために

多くの方に楽しく利用していただくために、国立公園内では自然を大切にすることを心がけ、次のことを守ってください。

ゴミを捨てない

 ゴミ(食べ残し、ビニール袋、ペットボトル、空き缶、たばこなど)は必ず最後まで持ち帰りましょう。国立公園の景観を保護するとともに、ごみの臭いによる野生動物の誘因を防ぎます。

 

野生動物に餌を与えない

 野生動物に餌を与えることで行動様式が変化し、生態系のバランスが崩れる可能性があります。また、本来は自然の中で暮らす野生動物が人に慣れ、人の生活圏に近づくことにより、交通事故や怪我などトラブルの原因となります。

 

花や植物を採らない

 

動物を獲らない

 ちょっとした植物や動物をとることも、生態系に大きな影響を与えることがあります。生態系のバランスが崩れるだけではなく、あなたの次に訪れる人がそれらを見られなくなってしまいます。島の動植物は島の人たちの大切な宝物。法律で規制されていなくても島の大切な資源を勝手に持ち去ったり、採ったりしないでください。

 

歩行中は禁煙

 歩きながらの喫煙はほかの人の迷惑になります。また、山火事の原因にもなりますので、灰や吸い殻は必ず持ち帰りましょう。

 

たき火は指定の場所で行いましょう

 植生の破壊、野生動物の誘引、山火事を防ぐため、キャンプやたき火は決められた場所以外ではしないでください。

 

歩道から外れないように歩きましょう

 自然の中に入るときは、周りの動植物を傷つけないために歩道からはみ出さないようにしてください。

 

雨天時の土砂崩れに注意

 雨天時は川が急に増水することがあります。山の中、県道沿いでも水があふれてくることがありますので、事前の天候チェックはしっかり行ってください。

 

トイレ以外の場所で用を足さない

 公園内はトイレの数が限られているので事前にトイレの場所を確認しておきましょう。また、やむを得ない時に備えて携帯トイレを用意しましょう。

 

大きな音を出したり大きな声で騒いだりしない

 普段静かな自然の中で暮らしている野生生物に緊張や警戒をさせ、彼らの行動を妨げてしまう可能性があります。また他の訪問者のみなさんへの迷惑にもなりますので、配慮をお願いします。川のせせらぎや鳥の声に耳をかたむけて、静かに自然を楽しみましょう。

 

島の生き物にやさしい運転を

 西表石垣国立公園では、イリオモテヤマネコやカンムリワシなどの希少な野生生物の交通事故を防ぐために、島速度(時速40キロ以下)での運転をお願いします。また、植生や生態系の保護のため、自動車・バイク・プレジャーボート等の乗り入れ規制がされている地域もあるので事前に確認しましょう。

 

外来生物やペットを持ち込まない

 それらが野生化すると在来の希少な動植物の捕食者となり、生態系のバランスを崩すきっかけとなってしまいます。八重山地域にも、すでに多くの外来種が侵入しており在来の生態系への影響が懸念されていますので注意してください。

 

ハブなどの危険生物に注意

 山や海には様々な危険生物が潜んでいます。特にサキシマハブにかまれた場合は後遺症の残る場合もありますので、ただちに病院に行きましょう。

 

高波、波浪、強風に注意(潮位の変化に注意)

 離岸流などの急な流れに巻き込まれる、満潮時に磯などに取り残されるといった事故を防ぐために、磯やリーフ、干潟、マングローブ林など海辺を観察するときは、事前に情報収集しましょう。

 

フィンやマリンブーツで生きているサンゴを傷つけない

 シュノーケルやダイビングを楽しむ際には、フィンなどで貴重なサンゴを傷つけないように気を付けましょう。

 

島の人が大切にしているものや、祭事のきまりごとを守りましょう

 公園内は、地元の人々の生活の場でもあります。農林漁業を妨げる行為や、民家を覗いたり御嶽や墓に立ち入ったりはしないでください。住民の暮らしとプライバシーに配慮し、基本的なマナーを守りながら集落散策や祭りを楽しみましょう。

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イリオモテヤマネコの事故対策

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