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古見岳周辺でノヤギの緊急捕獲を実施します

環境省西表自然保護官事務所では、令和3年2月16日から3月26日まで自然環境保全を目的として、古見岳周辺で生息するノヤギの緊急捕獲を実施します。

ヤギは、日本や世界の侵略的外来種ワースト100に指定されており、小笠原諸島や八丈島、鹿児島県の奄美群島などでも大きな問題となっています。ノヤギが在来植物を食べたり踏んだりすることで生態系へ影響を与えるだけでなく、それらによって土壌が流出し、河川や海を汚染することが懸念されています。また排泄物によって土壌汚染や水質汚染が起こるなど、間接的な被害が発生する可能性もあります。

古見岳周辺は西表石垣国立公園の特別保護地区に指定されている他、世界自然遺産の推薦地域となるなど、豊かな自然環境を有しています。しかし、同地域では頻繁にノヤギが目撃されており、植物の食害も確認されている他、仔ヤギの姿も確認されていることから同地域内で繁殖していることも想定されます。

上記のことから今回の捕獲は古見岳周辺の自然環境を保全するために、緊急的に捕獲作業を行うものです。

 

 ヤギを飼育する皆様にお願いです。

 飼っているヤギには紐をつける、囲いで管理するなど、逃げることがないようにしてください。

 万が一既にヤギが逃げている場合は、環境省西表自然保護官事務所、もしくは竹富町役場産業振興課までご連絡ください。

 

 古見岳周辺へ入山する予定がある方は、トレッキングルートを外れないようにしてください。

期間中、ノヤギ捕獲用の罠が設置してある場所があります。罠の近くには案内用のプレートが掲示してありますが、ルートを外れないことが一番安全です。

また入山の際には森林管理署に入山届を提出してください。

 

 ご不明な点は環境省 西表自然保護官事務所(0980-84-7130)までお問い合わせください。

 

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